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2005 前期(学部生向け)言語学・応用言語学演習 II
講義題目実践的論理学〜論文の書き方と考え方授業目的卒論のように1つのテーマを掘り下げ考察し、それを人にわかるように書くためには、「論理」の力が不可欠である。しかし、授業で「論理学」を習っても、それだけで論理的な文章が書けるようになるわけではない。どのようにすれば、論理学の知識を自分の思考に生かすことができるのか、これは、各個人が実践を通して習得していくしかないことである。「論理的に考え、書く」ということは、到底、1学期の授業で達成しうることではないが、この授業では、そのための一歩を踏み出すきっかけをつかんでくれればと考えている。この授業では、話を具体的にするために、「論理的な文章一般」というよりも、できるだけ「言語学の論文として望まれること」について言及していきたい。また、学生が実際に取り組んでいるテーマについても、可能な範囲で取り上げていきたいと考えている。そこで、この授業については、言語学・応用言語学専攻の学生に限ることにしたい。授業の主たるターゲットは、これから卒論を控えている4年生であるが、来年度はこのような授業を開講しないので、3年生もぜひ参加してほしいと思っている。 授業の主軸となるのは「考え方・考えの進め方」であるが、実際に論文を書いていく際には、「ワープロソフトの使い方」も大きなポイントになってくる。「ソフトの使い方」というと、単に技巧的な問題に思われやすいが、実は、道具の使い方が思考そのものに影響を与える面もあり、必ずしも表層的な問題ではない。これについても、一回説明をすれば、それで身につくというものでもないので、授業の中の提出物を通して、どういう点が重要か、具体的に説明していきたい。 教科書
参考書
授業の進め方教科書は、12章からなっており、それぞれの章の最後に練習問題がついている。授業の基本的な流れは次の通り:
授業内容(更新日:2009.06.26)
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