2020 院生向け講義 理論言語学特論 III

ここに連絡事項を掲載することがありますので、受講者はときどきチェックするようにしてください。

講義題目

 生成文法の考え方

授業概要

この授業は、院生のための入門コースとして想定している。授業の形式としては、(i) 講義 と (ii) 論文のまとめの発表 の組み合わせとなる。それぞれのレベルに応じて、積極的に取り組んでほしい。詳しい予定については、Moodle のページを参照のこと。

参考書

 以下にあげる『生成文法の考え方』の内容に基づいて授業を進めていく。購入するかどうかは、各自の判断にまかせる。
  • 『生成文法の考え方』北川善久・上山あゆみ著(研究社)

単位の認定と提出物について

 この授業の評価は、
  • 論文のまとめの発表
  • 授業中の discussion の参加/貢献度
を合計して算出する。

授業内容

(更新日:2020.05.05)
第1回 2020.05.12.(Tue)
説明する内容 生成文法の変遷と目標
『生成文法の考え方』プロローグ 〜 section 1.3 まで
第2回 2020.05.18.
説明する内容 論文:Chomsky, Noam (1986a) Knowledge of Language, its Nature, Origin, and Use, Praeger, New York, pp.3-14.
第3回 2020.05.25.
説明する内容 生成文法における「文法」とは
『生成文法の考え方』 section 1.4
第4回 2020.06.01.
説明する内容 標準理論:第2章 「文」の生成の仕組み(〜2.2.3.節)
第5回 2020.06.08.
説明する内容 論文:
第6回 2020.06.15.
説明する内容 INFL と COMP:第2章 「文」の生成の仕組み(2.2.4.節〜2.3.1.節)
第7回 2020.06.22.
説明する内容 θ理論と格理論:第2章 「文」の生成の仕組み(2.3.2.節〜2.3.3.節)
第8回 2020.06.29.
説明する内容 Xバー理論:第2章 「文」の生成の仕組み(2.3.4.節〜2.3.5節)
第9回 2020.07.06.
説明する内容 論文:
第10回 2020.07.13.
説明する内容 Merge:第2章 「文」の生成の仕組み(2.4.1.節〜2.5節)
第11回 2020.07.20.
説明する内容 空範疇と虚辞:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.1.〜3.3.節)
第12回 2020.07.27.
説明する内容 論文:
第13回 2020.08.03.
説明する内容 PF と LF:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.4.節〜3.6.節)
第14回 2020.10.06.
説明する内容 論文:Huang, C.T.James (1982) "Move WH in a Language without WH Movement," The Linguistic Review 1, 369-416.
第15回 2020.10.13.
説明する内容 ミニマリストプログラム:第3章 音と意味の分離:PF表示とLF表示(3.7.節〜3.8.節)
第16回 2020.10.20.
説明する内容 論文:Barss, Andrew, & Howard Lasnik (1986) "A Note on Anaphora and Double Objects," Linguistic Inquiry 17, pp.347-354.
第17回 2020.10.27.
説明する内容 論文:Lasnik, Howard (1976) "Remarks on Coreference," Linguistic Analysis 2, pp.1-22.
第18回 2020.11.10.
説明する内容 論文:Reinhart, Tanya (1983b) "Coreference and Bound Anaphora: a Restatement of the Anaphora Questions," Linguistics and Philosophy 6, pp.47-88.
第19回 2020.11.17.
説明する内容 論文:Reinhart, Tanya (1981) "Definite NP Anaphora and C-command Domains," Linguistic Inquiry 12-4, pp.605-635.
第20回 2020.11.24.
説明する内容 論文:Hankamer, Jorge. & Ivan Sag (1976) "Deep and Surface Anaphora," Linguistic Inquiry 7-3, pp.391-428.
第21回 2020.12.01.
説明する内容 「主語」:第4章 「主語」とは(4.1.節〜4.3.節)
第22回 2020.12.08.
説明する内容 論文:
第23回 2020.12.15.
説明する内容 内主語仮説:第4章 「主語」とは(4.4.節〜4.6.節)
第24回 2020.12.22.
説明する内容 論文:Hale, Kenneth & Samuel Jay Keyser (1993) "On Argument Structure and the Lexical Expression of Syntactic Relations," in K. Hale and S.J. Keyser, eds., The View from Building 20, Essays in Linguistics in Honor of Sylvain Bromberger, pp.53-110.
第25回 2021.01.12.
説明する内容 まとめ:第5章 生成文法研究が目指すもの
第26回 2021.01.19.
説明する内容
第27回 2021.01.26.
説明する内容
第28回 2021.02.02.
説明する内容
第29回
説明する内容