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      2001年度 言語学基礎演習
(京都大学・2回生配当科目)
     
 
連絡ボード
(お知らせする事項がある場合には、ここに掲載しますので、時々チェックしてください。)

2001.11.15.
 今年度の最終の授業日は 11/21 かとずっと勘違いしていたのですが、11/28 も授業があるということがわかりました。「実践編」のお話が1回分増えることになります。難しい部分が多いと思いますが、この分野の研究者がどういうことに興味を持っているのか、どういうことに悩みながら前に進んでいっているのか、少しでも感じてもらえれば、と思っています。

2001.5.23.
 前回は久しぶりの授業ということもあり、「例文テスト(="考えてくる例" の提出)」と「出席点」の扱いが曖昧になってしまいました。前回は、「例文テスト」の提出を時間の初めでも終わりでも区別なく受け付けてしまい、提出のあった人全員に「出席点」をあげてしまいましたが、そもそもは、時間の途中でバラバラと入ってくる遅刻者をなるべく減らしたい、という趣旨で始めたことなので、今度からは、次のガイドラインをきちんと守りたいと思います。
  • 前の時間に "考えてくる例" として指定したものを家で考えて、B5 の紙に書いてくる
  • 教室に来た時に、前の教卓にその紙を提出する
  • 1:15pm までに提出された場合には、「例文テスト」の評価に「出席点」も加える。
  • 提出が 1:15pm を過ぎた場合には、「例文テスト」は評価するが「出席点」は加えない。
  • 自分が欠席した日の「例文テスト」も後日提出すれば評価する。何月何日の分の「例文テスト」であるか明記すること。

授業の内容・小テスト・課題など

(これまでの記録 & 今後の予定)

 

この授業の目標と内容
講義題目 生成文法理論演習
方針  この授業では、具体的に日本語の分析に取り組みながら、生成文法理論の基本的な考え方と分析の進め方を解説していきたい。
 生成文法の枠組みで書かれている様々な論文を読んで理解するための知識を身につけることと生成文法の考え方そのものを理解して実践してみることとは、ある種、別のことだと考えている。前者のためには、かなりの量の情報/知識が必要で、全範囲をカバーするとなると時間もずいぶんかかるが、後者は特定の現象だけに絞って掘り下げていくことによっても達成可能である。
 たいていの生成文法の入門書は前者を念頭においているが、この授業では後者の方を目指しているので、決まったテキストは用いず、主にプリントにもとづいて授業を進めていく。
対象  生成文法理論はアメリカのチョムスキーが提唱している言語理論である。抽象的で専門用語がたくさん出てくるという印象を持っている人が多いかもしれないが、この授業では、予備知識は前提としないで進めていくつもりである。1) 物事をきっちり理解したいと思っている人で、2) 日本語もしくは言語一般の仕組みに興味がある人ならば、誰でも歓迎したい。チョムスキーの理論に興味を持っている人はもちろん、今までチョムスキーの考え方について{聞いた/読んだ}ことがない人やチョムスキーの考え方が納得いかないと思っている人とも、意見を交換していきたい。
 単なる聴講もかまわないが、毎回、前回までの内容の上に積み重ねていきたいので、原則的に毎回授業に出席してほしい。
評価の方法  この授業では、加点方式で評価する。出席・小テスト・宿題・レポートなど、それぞれの点数を次のように点数化し、総計が 210 点以上となれば、単位を認定する(=つまり、成績評価点60以上が確約される)。
(遅刻せずに)出席 3点
例文テスト 10点満点
内容テスト 10点満点
宿題 10点満点
レポート 10点〜50点満点

宿題やレポートも、提出しなかったからといって減点はしない。各自、自分で計画を立てて、自分に合った方法で 210点以上を獲得していってほしい。
 210点以上を獲得すれば単位は約束するが、成績評価点が何点になるかはクラスの中の相対評価で決定する。点数表は常に公開しており、それまでの各項目の獲得点と、現時点での「予想点」が記載されている。これを1つの目安として、各自がんばってほしい。

小テストについて
例文テスト 出席状況のチェックを兼ねて、毎回の授業の初めに行う。あらかじめ、どのような例を考えてきてもらうか言っておくので、各自、考えてきてほしい。
内容テスト 授業中に説明した事項の中で、理解しておいてほしい部分を確認するための小テストを行うことがある。授業中にしっかり集中してポイントを理解するように努めてほしい。原則的に、その場で解答し、学生同士で交換してチェックしてもらう。授業には、何か色ペンを持ってくるように。

提出物について
提出物全般
  • 原則的に、どの提出物も締め切りは最後から2回目の授業時とする。
  • 1つの提出物が2枚以上にわたる場合には、ホッチキスで綴じておくこと
  • 2つ以上の提出物を出す場合には、種類別・授業日別に綴じること
宿題 授業中に随時、宿題として課題を出す。取り組んだ方が内容の理解の助けになると思う。

冒頭には、このように↓書いておくこと
言語学基礎演習  氏名
  ○月○日出題分  宿題

問題

答え
   どういう根拠で、その結論にいたったか、具体的に述べること。
   疑問点がある場合には、書き添えておくこと。
レポート
その他、授業内容に関係のある参考書の内容をまとめてレポートとして提出することも認める。たとえば、以下の本の場合、どの部分をまとめてもらってもかまわない。他の本を取り上げる場合には、事前に相談に来ること。
  • 上山あゆみ『はじめての人の言語学 −ことばの世界へ』くろしお出版 \2200
  • 久野すすむ『日本文法研究』大修館書店
  • 益岡隆志・田窪行則『基礎日本語文法』くろしお出版
  • 寺村秀夫『日本語のシンタクスと意味 I』くろしお出版
このように↓書くこと
言語学基礎演習   氏名
  レポート

調べた参考書:○○○○  ←題名/著者名/出版社/参照したページ番号 etc.を書くこと
内容のまとめ
   なるべく、わかりやすい例を添えること。
   自分で考えた例や考察を加えてもかまわない。

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