カリキュラム内での位置づけ(「講義概要」より) |
外国語による日本語、日本語教育に関する文献の講読を通して、語学力の向上を目指すとともに、この分野についての視点をひろげる。
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この授業の目標 |
- 日本語について説明する際の英語の表現を学ぶこと
- 日本語の文法の特徴について考察すること
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授業の流れ |
この授業では、名簿順に着席してもらう。
- 毎授業のはじめに、補助テキストの指定セクションの小テストの答え合わせをする。
- 主要テキストについて、担当の学生との質疑応答を交えながら、要点を解説していく。
- 授業内容に関する小テスト
- 次回の範囲、担当学生などの指定
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補助テキスト |
「はじめての人の言語学 −ことばの世界へ」上山あゆみ著 くろしお出版
(この本は図書館の指定図書として配架してもらう予定である。) |
補助テキストは日本語を材料にして言語学のごく基本的な概念を説明したものであり、同時に日本語についての基本的な理解が生まれると思う。独習可能な本だと思うので基本的に家庭学習用とし、授業では、練習問題の答え合わせのみ行う。必修は標準問題のみ、とし、応用問題は自由課題とする。 |
やむをえない理由で欠席したときは、なるべくクラスの人に見せてもらって答え合わせ済みのものを提出すること。点数は、一律、満点の6割程度とする。
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主要テキスト |
An Introduction to Japanese Grammar and Communication Strategies, Senko K. Maynard 著 The Japan Times (ISBN 4-7890-0542-9)
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これは、外国人のための日本語の語法書である。文法的な側面と文化的な側面を分けて書いてある部分が特徴的である。授業では、(ある程度、補助テキストの内容とも関連させながら)トピックごとに該当するセクションを選んで読んでいく。順番通りには進まないので注意すること。セクションごとに担当の学生を指名しておくので、はっきりわからない部分を質問の形でピックアップし、セクション全体の内容のあらましをまとめて話せるようにしてくること。担当の学生以外は、授業中に指名されることはないが、授業の最後にその日の内容に即した小テストがあるので、各自、自分のペースに合わせて予習をすること。
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やむをえない理由で欠席したときの救済措置として、その日にやったテキストの内容をレポートとしてまとめて提出すれば、復習テストの補充として考慮する。重要な例文などは省略せず、かつ、できるだけ要約してポイントが簡潔に述べられていることが望ましい。点数は出来によって、復習テストの満点の5割〜10割とする。
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テストについて |
テストはお互いに答案を交換して答えあわせをしてもらう。答えあわせが終わったら、番号順に回収し、教師がチェックした上で後日返却する。
- 全員、色ペンを用意すること。
- 採点者は、必ず自分の番号と名前をその色ペンで記すこと。(採点者の記名のない答案は無効とするので、各自チェックすること)
- 採点者は慎重にチェックし、合計点も記入すること。(まちがった解答にマルがしてある場合には、採点者の方からも減点する)
- 答えに疑問がある場合には、その場で挙手して質問すること。
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